ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
エリヤフ・ゴールドラット (著), 三本木 亮 (翻訳)

ユニコ社という架空の製造業会社を題材として、生産行程の改善を通した全体最適化の手法を説明した本。小説形式で書かれていて、読み進めることで自然にその手法が理解できるようになっています。

紹介されている考え方はTOCやクリティカルチェーンと呼ばれるもので、製造業に限らず一般的な問題解決の考え方にも応用されています。

読み進めてわかるのは、製造業の生産行程はどこか一部分の生産性が高くても全体としてのアウトプットは一番生産性が低い部分に引きずられるということです。

同様のことはチームスポーツや組織についても言えます。ある組織でどんなに突出している人がいても、他のメンバーで一人でも劣る人がいればそこに合わせて全体のアウトプットは決まってきます。それを避けるには、その人を育てるか、そのひとに代わる新たな人員を見つけて入れ替えることになります。

ペットボトルの中に入れられる固形物はボトルの一番細い部分(ボトルネック)に依存するということです。そのボトルネックを拡げることが全体最適化に繋がります。

500ページを越える分厚い小説なので読むのには時間がかかりますが、お薦めの一冊です。

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