モリー先生との火曜日

モリー先生との火曜日
ミッチ・アルボム (著), 別宮 貞徳 (翻訳)

人が普段あまり意識することのない「死」についてをテーマに扱った本。

スポーツコラムニストとして活躍していた著者は仕事に没頭して、物質的な生活に溺れた日々を過ごしていました。ある日、テレビのインタビュー番組にかつて大学時代の師だったモリーが出演しているのをみかけます。モリーはALSという不治の病に犯されていました。

かつてはお互いが友人であると思い合う関係にあった師の姿を見た著者は、学生時代に受けた講義やモリーから得た学びについてを思い出し、師を訪ねることにします。十数年間連絡を取らなかったことを後ろめたく感じて、戸惑いながら訪ねてきた著者をモリーは暖かく受け入れます。

こうしてモリー先生との火曜日の講義が始まります。

訪ねてくる全ての人とは会うことが出来ない中、残りの命が限られた中、モリーは「生きる意味」について著者に再び語りかけることになります。死と直面しても恐れることなく、そこから得られる気づきを伝えようとするモリーの講義は著者に大きな影響を与えます。著者は同じく重い病におかされていた自身の家族との関係を見つめなおすことにもなります。

著者自身の生活も大きく変わったその講義が綴られたこの本からは、「死」と向き合うことで人生における物事の優先順位は大きく変わるということが分かります。

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