裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記
山口 絵理子 (著)

フェアトレードではなく商品の優位性で途上国の生産商品を拡販するビジネスを成功させた著者の経験を綴った本です。

マザーハウスというその企業は「ジュート」という素材を使ったバッグをバングラディッシュで生産して販売するアパレル会社です。
ホームページでブランドが展開している商品も調べてみましたが、ふつうに可愛いものがたくさんありました。
店舗まで足を運んだわけではありませんが実際商品を見てみて購入者にとっては良いモノが買えて、生産国にとっては自力でビジネスを継続することが出来るという関係が成り立っていることが分かりました。

事業を始めたきっかけは学生時代に開発学という分野に出会い、途上国の援助に興味を持ったためのようです。
その後、国際機関でのインターンを経て、建前上の援助に矛盾を感じ自らアジアで最貧国のバングラデシュに渡り現地の大学院まで卒業しています。

著者の山口さん自身はある意味不器用とも見える強烈な主体性を持っていて、他人に任せても良いようなところを自分でこだわってやってしまいます。
当初、バッグのデザインはデザイナーを雇うのではなく自分でやってしまうし、バッグの生産工程を知るために職人の学校に入学して自ら生産方法も学んでいます。

そのこだわりによって関係した人に信念が伝わり、ビジネスチャンスに繋がっているように見えます。
読んでいくと分かりますが、恐らく幼少期の頃から一つのことに対する集中力が高く、柔道の練習や英語の勉強にもそれが現れているのだろうと思います。

すぐ読めて良い本なのでとてもお薦めです。

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