サラリーマン・サバイバル

サラリーマン・サバイバル
大前 研一 (著)

新刊のとき、本の帯に書かれていた謳い文句は『大前研一の仕事のやり方』を始めて詳細に明かしたものであるとのことでした。仕事の仕方として『今日やると決めたことは明日に残さない』や『全体の仕事を100として、部下が3しかできなかったら残り97は自分がやる』といった姿勢が紹介されています。

ただ、15年以上前に出版された本書が伝えている重要な内容は、安定して稼げると思われている職業でもいままでのルールではもう生きては行けない時代になってきたから、新たな方法で生き残っていく必要があるということです。

例として弁護士や会計士の仕事の9割がソフトウェアによって置き換えられるという予想がされていますが、この話は的中しつつあります。最近になって米国では法定で使う論証文書を探し出す弁護士事務の仕事が人工知能に置き換えられてきているという話がNHKスペシャルで紹介されています。

NHKスペシャル ネクストワールド 私たちの未来 第1回 未来はどこまで予測できるのか

弁護士のように知識労働と思われているような仕事でも付加価値の残る部分は一部となってきているのです。

『生きるか死ぬかは、知的な体力しだい』
『知的に怠惰になったら将来はない』

こうしたメッセージには、向学心は死ぬまで失ってはいけないという示唆が含まれています。あらたなルールの世界で生き残っていくための思考力を身に着けていく必要性を強く感じる本です。

※リンク先の番組は知人から「是非お金払ってでもみて!」とお薦めしてもらったものです。

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